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ドルヲタは結局ハロプロかAKBに行き着くという話

前から仮説として考えていたことがあって、仮説のとおりになってく人が周りに結構いるので、ある程度確かなんだろうと思い始めています。


「ドルヲタは結局ハロプロかAKBに行き着く」

ということ。
理由は単純で、

  1. メンバーが多い
  2. グルーブが特定のメンバーに依存していない
  3. コンテンツが豊富

アイドルヲタクはみんな、これらを満たすグループにゆくゆくは吸い寄せられるんじゃないかな、というのがこの話です。

アイドルグループは、メンバーが多いほうがいい。

グループ内で推し変しやすいからです。

メンバーの数が少ないと、同じヲタに推される似通ったメンバーを揃えるのではなく、いろんなヲタに推されるように多様なメンバーを揃えるから、グループ内で推し変がなかなか難しいです。そうすると、「推し変=別のグループへ乗り換え」となる可能性が高いです。

メンバーが多ければ多いほど、そのグルーブ内で別の推しを見つけやすくなります。推しが卒業してしまっても、推しに飽きても、同じグループに誰か推せる子がいる確率が高い。そうすると、他グループに乗り換える必要がない。

大人数で大味になってしまうデメリットもありますが、ハロプロのようにいろんなグループを作ったり、AKBは選抜という仕組みを設けてメンバーを絞ったり、それぞれ工夫はしています。それに、アイドルヲタクは、グループ全体を推すよりもメンバー誰かを推している、ということが多いので、そういう意味では、グループ全体の人数の多い少ないは、アイドルヲタクにとっては、それぼどクリティカル意味をもたないと考えています。

「そこに推しがいるから」というやつです。


グルーブが特定のメンバーに依存していない

誰かが卒業や脱退しても、グループが傾く危険性が少ない、という点も大切です。

最近、アイドルの卒業、アイドルグループの解散が多いなあと感じています。ドロシーが分裂しました。アイドリングが解散します。Berryz工房が、ライムベリーが(ry
普通のグルーブだと、メンバー1人の卒業でグループがガタっと崩れてしまったり、同年代の集まりの場合高校卒業とか成人とかによってグループの転換期を迎えたりします。

グループとして存続させるという観点からは、メンバーに依存しないという柔軟性はかなり大切です。アイドリング!!!の解散からもわかるように、それが軌道に乗るまでもすごく大変なのですが、ハロプロとAKBは、メンバーに依存しないグループとなることに成功しています。


コンテンツが豊富

どんなに圧倒的なクオリティのコンテンツを提供しても、1つだけではダメです。

なぜか。



飽きます。
ある程度の量が大切です。

エンターテインメントは飽きとの戦いなので、これは避けて通ることはできません。

楽曲の多さであったり、動画コンテンツの豊富さであったり。一定のクオリティで楽しめるコンテンツが豊富にある、というのはエンターテインメントとしてかなりの強みとなります。メンバーの数も、このコンテンツの量という観点に関わってくるかもしれません。また、このコンテンツの豊富さは、グループの入口の広さにも直結しますし、一度取り込んだヲタクをそこに留めておく力にもなります。


AKBは言わずもがなですが、ハロプロも、モー娘。の時代からの楽曲が豊富に蓄積されています。これも他のグループにはない強みです。


推し変は必ずやってくる

推し変は必ずやってきます。

まず、飽きます。
飽きなくても、卒業があります。
解散があります。

アイドルヲタクは常に推し変と戦っています。
アイドルグループも、ヲタの推し変と戦っているわけです。



飽きられない。
メンバーの卒業に動じない。

そういったグループが生き残るし、ヲタクが推し変を繰り返すうちに変化に強いグループに自然と引き寄せられるのではないか、と考えています。



そして、その条件を満たすのが、ハロプロ・AKBであり、その点においてほかのアイドルグループを圧倒しています。
一度ハマったら他グループに乗り換える必要がなくなるので、どんどんそこにヲタクが溜まっていくんじゃないかなあ、と思っています。

ヲタクの行き着く先、というべきでしょうか。


ハロプロやAKBはそんな存在なんじゃないかと思います。

台頭する第三勢力

もちろん、全部が全部そうなるとは思ってません。

さくら学院なんかも変化に強いグループです。Perfumeももクロ東京女子流みたいに、アイドルグループ特有の負のスパイラスからの脱却を図るグループももちろんあります。一生単推しのヲタクももちろんいます。少数派だと思いますが。



あと、意外とデカい第三の選択肢として「地下」があります。アイドルグループはどんどん生まれてきますので、「地下アイドル」をひとつのカテゴリと捉えると、飽きられない、卒業・解散に動じない、という条件を満たします。


なので、正確には、


「ドルヲタは結局ハロプロかAKBに行き着く(か地下に潜ってゆく)」


なのかなあと思っています。

そんな感じのお話でした。おわり。