ドルヲタは結局ハロプロかAKBに行き着くという話
前から仮説として考えていたことがあって、仮説のとおりになってく人が周りに結構いるので、ある程度確かなんだろうと思い始めています。
「ドルヲタは結局ハロプロかAKBに行き着く」
ということ。
理由は単純で、
- メンバーが多い
- グルーブが特定のメンバーに依存していない
- コンテンツが豊富
アイドルヲタクはみんな、これらを満たすグループにゆくゆくは吸い寄せられるんじゃないかな、というのがこの話です。
アイドルグループは、メンバーが多いほうがいい。
グループ内で推し変しやすいからです。
メンバーの数が少ないと、同じヲタに推される似通ったメンバーを揃えるのではなく、いろんなヲタに推されるように多様なメンバーを揃えるから、グループ内で推し変がなかなか難しいです。そうすると、「推し変=別のグループへ乗り換え」となる可能性が高いです。
メンバーが多ければ多いほど、そのグルーブ内で別の推しを見つけやすくなります。推しが卒業してしまっても、推しに飽きても、同じグループに誰か推せる子がいる確率が高い。そうすると、他グループに乗り換える必要がない。
大人数で大味になってしまうデメリットもありますが、ハロプロのようにいろんなグループを作ったり、AKBは選抜という仕組みを設けてメンバーを絞ったり、それぞれ工夫はしています。それに、アイドルヲタクは、グループ全体を推すよりもメンバー誰かを推している、ということが多いので、そういう意味では、グループ全体の人数の多い少ないは、アイドルヲタクにとっては、それぼどクリティカル意味をもたないと考えています。
「そこに推しがいるから」というやつです。
グルーブが特定のメンバーに依存していない
誰かが卒業や脱退しても、グループが傾く危険性が少ない、という点も大切です。
最近、アイドルの卒業、アイドルグループの解散が多いなあと感じています。ドロシーが分裂しました。アイドリングが解散します。Berryz工房が、ライムベリーが(ry
普通のグルーブだと、メンバー1人の卒業でグループがガタっと崩れてしまったり、同年代の集まりの場合高校卒業とか成人とかによってグループの転換期を迎えたりします。
グループとして存続させるという観点からは、メンバーに依存しないという柔軟性はかなり大切です。アイドリング!!!の解散からもわかるように、それが軌道に乗るまでもすごく大変なのですが、ハロプロとAKBは、メンバーに依存しないグループとなることに成功しています。
コンテンツが豊富
どんなに圧倒的なクオリティのコンテンツを提供しても、1つだけではダメです。
なぜか。
飽きます。
ある程度の量が大切です。
エンターテインメントは飽きとの戦いなので、これは避けて通ることはできません。
楽曲の多さであったり、動画コンテンツの豊富さであったり。一定のクオリティで楽しめるコンテンツが豊富にある、というのはエンターテインメントとしてかなりの強みとなります。メンバーの数も、このコンテンツの量という観点に関わってくるかもしれません。また、このコンテンツの豊富さは、グループの入口の広さにも直結しますし、一度取り込んだヲタクをそこに留めておく力にもなります。
AKBは言わずもがなですが、ハロプロも、モー娘。の時代からの楽曲が豊富に蓄積されています。これも他のグループにはない強みです。
推し変は必ずやってくる
推し変は必ずやってきます。
まず、飽きます。
飽きなくても、卒業があります。
解散があります。
アイドルヲタクは常に推し変と戦っています。
アイドルグループも、ヲタの推し変と戦っているわけです。
飽きられない。
メンバーの卒業に動じない。
そういったグループが生き残るし、ヲタクが推し変を繰り返すうちに変化に強いグループに自然と引き寄せられるのではないか、と考えています。
そして、その条件を満たすのが、ハロプロ・AKBであり、その点においてほかのアイドルグループを圧倒しています。
一度ハマったら他グループに乗り換える必要がなくなるので、どんどんそこにヲタクが溜まっていくんじゃないかなあ、と思っています。
ヲタクの行き着く先、というべきでしょうか。
ハロプロやAKBはそんな存在なんじゃないかと思います。
台頭する第三勢力
もちろん、全部が全部そうなるとは思ってません。
さくら学院なんかも変化に強いグループです。Perfume、ももクロ、東京女子流みたいに、アイドルグループ特有の負のスパイラスからの脱却を図るグループももちろんあります。一生単推しのヲタクももちろんいます。少数派だと思いますが。
あと、意外とデカい第三の選択肢として「地下」があります。アイドルグループはどんどん生まれてきますので、「地下アイドル」をひとつのカテゴリと捉えると、飽きられない、卒業・解散に動じない、という条件を満たします。
なので、正確には、
「ドルヲタは結局ハロプロかAKBに行き着く(か地下に潜ってゆく)」
なのかなあと思っています。
そんな感じのお話でした。おわり。